活動報告

「ビクトリーブーケ」は東日本大震災の被災地で育った花が使われています

今回のオリンピックの表彰台で選手に贈られる「ビクトリーブーケ」、東日本大震災の被災地で育った花が使われています。

福島県のトルコギキョウとナルコラン、宮城県のヒマワリ、岩手県のリンドウです。花を支えるハラン(緑の葉)は東京都のもの。パラリンピックでは宮城県のヒマワリに代わって、バラが使われる予定です。

元々海外への持ち帰りの課題から、ブーケ自体を無しにしようかという話しも出ていたのですが、これだけ豊かな日本の花の魅力を世界にブーケという形で発信したいと強く願う花の生産農家をはじめ関係者の皆さんからの思いを受け、当時(2017年)農林部会長だった私も、関係者の皆さんと相談したことを思い出します。

メダリストが表彰台でブーケを持っている姿を見て、きっと農家の皆さんや花の流通に関わる皆さんは喜んでくれているだろうなと思い、私も嬉しくなりました(ヒマワリが好きな私としては宮城県のヒマワリが採用されたことも嬉しかったです)。

コロナの影響で、無観客になったことで、なかなか復興五輪を体感するのは難しい状況ですが、被災地の花農家さんたちが、被災地の今を「花」を通じて伝えてくださっている事にも注目してもらえたらと思います。

東京オリンピックのビクトリーブーケについて、是非こちらもご覧ください。

福島県の飯舘村で育てられているトルコギキョウ