先週金曜日、防衛省に伺い、岸大臣と気候変動問題などについて意見交換をしました。防衛大臣と気候変動を安全保障の課題として議論する環境は最近まではなかったことです。

岸大臣からは、4月の米国政府主催の気候サミットで発表された防衛省の「気候変動タスクフォース」の進捗状況、私からは昨年の8月に、環境省と防衛省が連携して取りまとめた、「災害廃棄物の撤去等に係る 連携対応マニュアル 」（被災家屋から搬出された片付けごみの処理）を踏まえた災害廃棄物処理の自衛隊への感謝など、その他、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた両省の連携強化など、さまざまな観点で話しをしました。

気候変動の影響の深刻さを安全保障上のリスクと考える概念は、欧米では広まりつつあります。気候変動を所管する環境省、安全保障を所管する防衛省で、これからも緊密な連携を図り、新たな課題に取り組んでまいります。

ところで、防衛大臣室の部屋で、私の祖父の名前のパネルを見つけました。祖父、小泉純也は第20代防衛庁長官、地元横須賀と防衛省も深い関係がありますが、改めてご縁を感じる訪問となりました。岸大臣、大西政務官、ご対応ありがとうございました。