活動報告

気候変動に先進的に取り組む企業・団体の皆さんと意見交換をしました

昨日、気候変動イニシアチブ(JCI)の企業・団体と意見交換を行いました。
JCIは気候変動に取り組む異業種連合として2018年7月に発足した組織で、6月10日時点で企業や自治体など計478団体が加盟しています。
昨年9月、ニューヨークで開催された国連の気候変動行動サミット以来のJCIメンバーとの会合でした。
今回のテーマはグリーン・リカバリー(日本語では「緑の回復」)。欧州連合(EU)を中心に環境保護につながる分野への投資を増やし、コロナ後の経済復興と脱炭素社会への移行を両立させようという考え方を示す言葉です。
丸井、イオン、小田原箱根商工会議所、リコー、富士フィルム、ニッセイ・アセットマネジメント、第一生命の順に、各社の代表からESG経営(企業がE=環境、S=社会、G=企業統治を意識して経営を行うこと)の取り組みについて発表がありました。さすが積極的に取り組まれている企業・団体の話しは興味深いものが多く、予定の1時間では物足りないくらい、濃い内容の会議になりました。
多くの企業が再生可能エネルギーへの転換にチャレンジされていることは、2030年までに再生可能エネルギーを100%調達するRE100を宣言した環境省としても勇気づけられました。
またリーマンショック後に二酸化炭素の排出がリバウンドしてしまった教訓を、コロナ後は繰り返してはならないという決意も共有することができました。新型コロナウィルスにはいずれワクチンが出来るとしても、気候変動には特効薬はありません。だからこそ、官民の垣根を超えた連携が大事ですね。
昨日の会議はWebを通じて開催しましたが、Webではみんなが同じ画面のサイズの中で、席次もなく議論を行うため、より双方向で意見交換が行えると感じました。これまでにはない新しい会議のスタイルも、コロナの後にリバウンドしてはいけないものの一つだと思います。
参加企業の皆さま、JCIの事務局の皆さま、お忙しい中ありがとうございました。

関連URLはこちら