活動報告

2022年の振り返り(その3)

おはようございます。小泉進次郎です。

昨年は取り組んできた政策が将来に向けて繋がる手応えとやり甲斐を強く味わうことができた一年でした。

サイバーセキュリティ。これは、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、日本が最も弱い安全保障面の課題でもある一方、私の地元横須賀が日本の安全保障に最も貢献できる分野でもあることが明確になった一年でした。今も既に横須賀にある自衛隊関連施設(陸上自衛隊の通信学校と高等工科学校)ではサイバー防衛人材の育成が進んでいますが、防衛3文書で更に強化されることが明記されました。個人的には、最も象徴的な変化は、歴史ある全寮制の男子校である高等工科学校が5年後に男女共学になることに加え、陸自の学校ではなく海自・空自を合わせた学校に抜本強化されることだと感じています。横須賀が今後のサイバー・デジタル人材を次々と輩出していく未来に繋がる大きな変化です。

海業(うみぎょう)。これも、政策の振り返りとして欠かせません。私の地元三浦市は昭和60年から海業を訴えてきましたが、昨年ようやく、水産庁の基本計画の中に明記されました。それ以降、加速度的に政策強化が進んでいます。自民党の中でも海業のためだけの部会が立ち上げられ、私が部会長になりました。全国各地の港町からも期待の声が寄せられ、水産庁はスピード感を持って支援策や制度改革の議論を進めてくれています。とはいえ、まだまだ認知度が低い海業です。今年は「海業元年」として更に政策を発展させる一年にします。ちなみに、地元三浦市には2023年4月から「さかなの学校」という専門学校がスタートします。吉田市長が言う「海業日本一のまちづくり」を強力に応援していきます。

このように、2022年は地元の横須賀市と三浦市の強みと独自性を活かした政策と国全体の政策がこれ以上ない形で強く結ばれた年になりました。今後、腰を据えて政策の深掘りと強化を進めることが、日本も地元も相乗効果で良くできる。そんな思いで政治家として仕事ができるのは、特に地元愛が強い私にとっては政治家冥利に尽きます。サイバーも海業も、ここまでスピード感を持って政策を強化できた過程には、応援してくれた議員や官僚や党職員、民間人など多くの方々がいてくれました。

今年は統一地方選挙がありますが、より多くの同志の当選に繋げることで、「サイバーの横須賀・海業の三浦」としてまちが発展するよう、国・県・市の連携が更に強化される一年にする決意です。