活動報告

閣議決定された「防衛3文書」について

こんばんは。小泉進次郎です。

政府のいわゆる「防衛3文書」が閣議決定されましたが、私の地元横須賀に特にインパクトの大きいサイバーセキュリティについて書いておきたいと思います。

というのも、最近地元横須賀で「そんなに横須賀と関係あることだったのか」という反応を頂くことが多いからです。

一言で言えば、これから横須賀はサイバー防衛人材の育成拠点になります。戦前から防衛のまち横須賀として歴史を刻んできた横須賀にとって、新たな役割を担う時代に突入しました。

横須賀にある陸上自衛隊は日本最古の駐屯地で通信学校がありますが、来年「サイバー学校」に改編され、陸上自衛隊だけでなく、海上自衛隊・航空自衛隊のサイバー防衛人材の育成を担います。久里浜駐屯地は建物も建て替えも含め改善し、担う役割もより大きくなります。

そして、武山駐屯地の中にある陸上自衛隊の高等工科学校も抜本的な改革が実施されます。まず、男女共学になります(創立以来男子校)。そして、陸上自衛隊の高校ではなく、陸海空すべての自衛隊共同の学校になります。現在は3年生がサイバーセキュリティ専修コースで学んでいますが、今後は3年生に限らず、入学に必要な要件も今までの自衛官に求めていたことではなく、サイバー人材としての要件に柔軟に対応していくことになるでしょう。

更に、横須賀リサーチパーク(YRP)もサイバーセキュリティの強化に合わせて、官民の連携が強化されていきます。

横須賀の人口増(人口減の速度を遅らせる)や活性化に繋がることは間違いありません。

デジタル化・DXという流れが不可避な時代に、サイバーセキュリティはコインの裏表のようなものです。今後、横須賀の学校と企業の連携などで、一般の学校でもデジタルやサイバーセキュリティの教育に力を入れたりすれば、横須賀でしか学べないことが生まれ、横須賀と言えばデジタル、サイバーと認識され、横須賀がデジタル人材を次々に輩出する未来も夢ではありません。

横須賀選出の国会議員としては、国家の基本政策である安全保障政策の推進と地元の活性化が一つに繋がることに大きなやりがいを感じています。

防衛3文書の取りまとめに向けて、横須賀にある施設やインフラを重要な位置付けになるように取り組んできたことが形になりました。関係者の方々のご理解・ご協力に感謝申し上げます。

サイバーに限らず、横須賀は重要な防衛施設・装備がありますが、それらについてもまた別の機会にお話ししたいと思います。