活動報告

横須賀にある国立特別支援教育総合研究所(特総研)を視察しました

昨日視察した横須賀にある国立特別支援教育総合研究所(特総研)は、日本で唯一の特別支援教育専門の研究機関です。

毎回行く度に学びがありますが、昨日は特に「盲ろう」に関する研究や取り組みが印象的でした。

「盲ろう」とは、視覚と聴覚の両方に障害を有する状態を言います。ヘレン・ケラーを思い浮かべる方も多いそうです。

特総研が実施した実態調査(平成29年)で、全国で315名の盲ろうの子どもたちを特定しました。盲ろうの子どもたちのコミュニケーションは、明確な手段がまだなく、表情やしぐさから読み取って関わる段階から、手話の形を触って読み取る「触手話」、指文字の形を触って読み取る「触指文字」、点字など多彩で多様です。

特総研では、盲ろうの子どもたちの教育に必要な情報の提供、教育向けの研修会、保護者への情報提供と交流などを行っています。

もし、盲ろうの子どもたちが身近にいて、まだ特総研のことを知らない方がいたら、特総研にご連絡してみてください。

特総研のサイトはこちら。

日本で唯一無二の研究や取り組みをする特総研のことをもっと多くの人に知ってほしいし、横須賀市と特総研が連携を強化することでできることはまだまだあると思います。厚労省と文科省の連携の働きかけなど、国政の立場からできる後押しをこれからも続けていきます。

お忙しい視察の対応を頂いた関係者の皆さん、ありがとうございました。