活動報告

北海道の白糠町に視察に行きました

今日は菅前総理と一緒に、北海道の白糠町などに視察に行きました(菅前総理が提唱した「ふるさと納税」でも、白糠町は全国4位(町村では1位)です)。白糠町には、未利用間伐材を使ったバイオマス発電所があったり、地中熱を活用する空調システムを導入した消防施設があったりと、再生可能エネルギーを積極的に活用している町でもあります。再エネの収益を子ども・子育て予算にあてていることも素晴らしい取り組みです(子育て日本一のまちづくりを合言葉に頑張っています)。

猛暑の今夏は特に電力需給の逼迫が叫ばれていますが、実は北海道の電力は2割も余裕があります。自然豊かな北の大地で作られた再エネを日本全体でフル活用していくことは、2050年カーボンニュートラル達成に向けた鍵になります。課題の一つは、生み出した電力を送るために必要な送電網の整備が不十分なこと。基幹インフラの整備こそ国がしっかりやらなくてはいけないことですので、北海道から本州に海底送電ケーブルを設置する計画が迅速に進むように取り組んでいきます。

また、日本で唯一の地熱発電などのための掘削技術者育成の専門学校も視察しましたが、掘削技術者の不足も地熱発電所の開発のネックとなっている中で、地熱や再エネ活用で有名な大分県から入学した生徒に会えたことも、将来が楽しみになる瞬間でした。

今日は日帰り出張で慌ただしく多くの視察先を回りましたが、日本が抱えるエネルギーや食料の課題解決のためにも、北海道が持つ可能性をフルに発揮してもらえるような後押しがいかに重要か再認識する機会にもなりました。

見渡す限りの牧場で馬や羊や牛が自由に放牧されていて、タンチョウヅルや野生の鹿が跳ねている姿は、地元の横須賀・三浦では見られない光景で新鮮でした(同行してくれた地元秘書にとっても刺激?息抜き?気分転換?になったかな…)。お世話になった関係者の皆さん、特に白糠町の職員の皆さん、北海道庁の皆さん、ありがとうございました。