地元横須賀とサイバーセキュリティ強化について、その2
今週、横須賀のYRP(横須賀リサーチパーク)でのスピーチとパネルディスカッションに登壇しました。
YRPは、日本電信電話株式会社(NTT)の研究所に隣接する場所に、総務省、横須賀市、京浜急行電鉄株式会社が一体となって開設したものです。
横須賀は日本の通信発祥の地。YRPもFAX、携帯電話の開発、光ファイバーなど、これまで日本の通信やネットワークの中心的な役割を担って来ました。
私が取り組んでいる、「横須賀をサイバーセキュリティの町に」という構想でも、YRPは重要なプレイヤーになり得ると思い、今回のスピーチ、パネルディスカッションでも、サイバーセキュリティの話をしました。
また、昨日は今後のサイバーセキュリティの人材育成の場となる、自民党の提言にも書かれた陸上自衛隊の高等工科学校、久里浜の陸上自衛隊の通信学校と防衛大学校の視察を行いました。
既に高等工科学校では、三年生の専修コースとしてサイバーセキュリティ人材を育成する教育が始まり、その先の防衛大学や通信学校との連携も提案しました。
今回の視察を通じ、ミクロな課題(高等工科ではサイバーセキュリティコースのメンバーでも専用のタブレットがないとか、通信学校は建物の老朽化が著しいとか、防大ではネットワークセキュリティの関係で、オンラインの会に参加するには自宅でないと難しい等々)も見つかりましたが、大きなテーマとしては、日本のサイバーセキュリティ人材育成の全体の戦略が未整備でその策定と政府全体のサイバーセキュリティを統括する体制を構築することが急務だということを痛感しました。
今、ロシア・ウクライナ危機を契機に日本の防衛力強化やサイバーセキュリティについて、さまざまな議論が起こっています。
横須賀の地に、防衛の拠点が揃っている利点を大いに活かして、横須賀が日本のサイバー防衛力の向上に貢献できるように横須賀選出の国会議員として全力を尽くします。また、今回の視察で浮き彫りになったミクロの課題を早期に解決すると同時に、マクロな課題にも取り組んでいきます。
改めて、国を守るためにサイバーセキュリティに取り組んでいる皆さんが、やりがいを持って、前向きに取り組んでもらえる環境を整備していく決意を新たにしました。
YRP、高校工科学校、通信学校、防大の皆さん、本当にありがとうございました!
横須賀とサイバーセキュリティについては、先月もブログに投稿したのでぜひお読みください。
https://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entry-12740549833.html
2022.07.23