活動報告

環境省とJリーグは連携協定を締結しました

昨日、環境省とJリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ)は、連携協定を締結しました。

環境省は今後地域脱炭素ロードマップを軸として、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、さまざまな政策を推進していきますが、それには多くの仲間が必要だと感じています。

Jリーグは40都道府県に57のクラブが地域に根ざしていて、クラブや選手は住民にとても近い存在。地域を主役に脱炭素を進めようとする環境省のパートナーとしてぴったりだと思い、今回連携協定を締結しました。

連携の発表後は、村井満チェアマンと元川崎フロンターレの中村憲剛さんと一緒に鼎談を。

村井チェアマンからは、スポーツと環境の親和性について、その中でも芝生の上で行うスポーツのサッカーは、本当に環境に支えられている。自然環境が安定していないと、サッカーはできなくなるというお話がありました。

中村さんは、在籍していた川崎フロンターレ選手会主催のゴミ拾い活動「多摩川エコラシコ」の紹介、その中で地域の皆さんと協力して取組んできたエピソードを披露してくれました。想像以上に環境を熱く語ってくれたのが嬉しかったですね。今後、サッカーと環境を繋ぐキープレーヤーとして一緒に何か出来ることを期待しています。

Jリーグのクラブでは地元の食材でビール作りをしたり、再生可能エネルギーの地域新電力会社に関わったりする「地産地消」の取り組みが既に動いています。地域密着のJリーグらしい、いわば「J産J消」とも言えますね。

鼎談の最後には、村井チェアマンからは、2025年にクラブでの使い捨てプラを無くすという意欲的な宣言もありました。(各クラブとはこれから相談すると仰っていましたが…)中村さんも一緒に協力すると言ってくれました。

ぜひ、これからも環境の世界でもキラーパスを出し続けてください。村井チェアマン、中村憲剛さん、ありがとうございました。

世界の環境活動家は、気候変動の危機を現す時に、「ピッチがなければサッカーができないように、地球が健全でなければ、暮らしや経済は成り立たない」と言っています。

全国に57のクラブがあり地域に大きな影響力を持つJリーグと連携して、環境政策を前進させます。

最後に、この企画は環境省のサッカー部の職員が仕事を超えて企画してくれました。環境省サッカー部のみんなもありがとう。具体的な政策実現に向けて、Jリーグという強力なサポーターの参戦です。次はどんなプレーヤーが加わるか…。