活動報告

東京都杉並区にある「杉並清掃工場」を視察しました

今日、東京都杉並区にある「杉並清掃工場」を視察しました。
住宅地のど真ん中、駅からも徒歩5分の場所にある施設は、燃えるゴミを処理するゴミ処理施設とは思えないほど静かで清潔感ある工場でした。
可燃ゴミの課題の一つは、燃えないゴミが混じってくること。特にそれが大きなものや、危険なものの場合、焼却炉の事故や故障に繋がることもあります。今日も一部の袋ではありますが、作業員の方がゴミ袋を開けて、不燃物が入っていないか、手作業による確認作業をされていました。
私が見た時には、飲料缶やビンが混ざっていましたし、鍋やたこ焼きプレートが混ざっているケースもあるそうです。
燃えるゴミが焼却された後に出る灰は、最終処分場に持っていきますが、全国平均では20年間、東京都では50年間で、廃棄場所がなくなるだろうと言われています。
その状況を考えると、先ずはゴミを減らすことが大切です。ゴミを減らすには、繰り返し使用したり、共有したり、資源化出来るように捨てたりと、様々なやり方があり、これが環境省が唱える「3R(スリーアール)」になります。
今月中に、東京港にある最終処分場にも視察に行く予定です。
プラスチックゴミの資源化については、経産省と環境省合同で、法改正などを視野に入れた議論が始まっています。
法改正に向けては、私自身も時間の許す限り現場を見て、環境省の全国の現場を知るスタッフと議論を重ねながら、取りまとめていきます。今日の視察はゴミ問題の深さを肌身で感じる有意義なものでした。

お住まいの地域によって分別のあり方は異なりますが、是非皆さんも、いかにゴミを減らせるか、考え行動に移して頂けたら嬉しいです。

参考:
3Rとは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。
Reduce(リデュース)は、製品をつくる時に使う資源の量を少なくすることや廃棄物の発生を少なくすること。Reuse(リユース)は、使用済製品やその部品等を繰り返し使用すること。Recycle(リサイクル)は、廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用すること。)