活動報告

令和2年7月豪雨の環境省の廃棄物対応について

今日は、政府の第6回令和2年7月豪雨非常災害対策本部に出席、その後、環境省の非常災害対策本部にオンラインで参加しました。
環境省が担当する廃棄物の処理については、今週火曜日、総理からの指示を受け、被害が大きい熊本県人吉市で、防衛省・自衛隊との協働を本日より開始しました。
具体的には、「人吉市内の大型災害ゴミ一掃大作戦」と称して、市民・ボランティアの方たちが集積所に出した畳(水や泥を含むものは約100キロにもなるそうです)・家具・家電・金属を自衛隊員がトラックに積み込み、専用仮置き場で積おろしを行うものです。運搬については、自治体職員の誘導・指導のもとで、トラック協会関係者の方が協力してくれます。
また人吉市では、仮置場への専用アクセス道路の設置等の対策も行っています。これまで午前は仮置場の敷地整備のために、午後のみの受け入れとなっていたため、ニュース等にもあるように、渋滞が発生していましたが、車両が待機する場所を広げ、受付の簡素化などの対策を実施、また市民の皆さんにはゴミを予め分別して持ち込んでいただくようにお願いをして、渋滞の緩和にも努めています。なお、明日以降は午前の受け入れも開始となる予定です。
環境省からは現在4つの拠点に人を派遣し、廃棄物の対応を行っています。今日は各派遣先のメンバーに電話で激励し、現場の状況を確認しました。
被災地の現場では、災害廃棄物の収集車両への積込み、仮置場への搬入・搬出に関する支援要望が急速に拡大しています。被災された方の生活再建を後押しするために、様々な知恵を出し合い、迅速で的確な支援を行っていきます。
梅雨前線は来週にかけて本州付近にある見込みで、西日本、東日本では11日(土)にかけて再び大雨の可能性があります。大雨の地域は気象状況により変化していますので、河川の増水や氾濫、土砂災害、浸水に厳重に警戒をし、早め早めの行動で安全な場所に避難をしたり、命を守る行動を取ってください。

 

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