活動報告

令和2年版「環境白書」

昨日、「令和2年度環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」が閣議決定されました。
今年の白書では、この数年間、国内外で発生している大規模な気象災害の状況を踏まえて、白書としては初めて「気候危機」という言葉を明記し、昨日の会見では「気候危機宣言」をしました。
世界中で起きている大規模な自然災害は、人間や経済社会のシステムが様々な形で地球の環境に負荷をかけ続けた結果だと言われています。今後、国内外の様々な立場の方とこの状況を共有し、社会変革を促していくために、私自身もこれまで以上に積極的に発信し、行動をしていきたいと思います。
また今年の白書は新型コロナウィルスでも一つの章を設けました。コロナという新たな危機を社会変革のきっかけと捉え、脱炭素・循環経済・分散型の社会という3つの移行によってコロナ後の経済社会の再設計(リデザイン)を実現していきます。今後、関係する省庁、地方自治体、企業・団体、個人一人一人と連携して、取り組みを強化していきたいと考えています。
是非多くの方に白書を読んでいただき、地産地消など経済社会のリデザインに繋がる行動が広がっていくことを期待しています。
昨年のCOP25の前に行った若い世代との意見交換の場では、「気候危機宣言をして欲しい」という声が届いていたことも、今回の「気候危機宣言」につながりました。気候危機の影響を最も受けるのは将来世代の皆さんです。未来への責任を果たすためにも、今まで以上に気候危機に対する行動を強化していきます。

環境白書はこちら