活動報告

新型コロナウィルスからの復興と気候変動対策の両立ー「オンライン・プラットフォーム」への呼びかけ

COP26が来年11月まで延期されることが決まりました。延期はこの状況下で理解できることですが、来年11月まで気候変動対策の議論や機運が低調にならないようにする新たな取組が必要です。
そんな問題意識から、4月28日(火)に開催された「第11回ペータースベルク気候対話」で私から一つの提案をしました。それは、希望する全ての国々が参加できるオンラインの場を設け、新型コロナウィルスからの復興と気候変動対策の両立に関して情報共有を世界中で行うこと。「オンライン・プラットフォーム」と呼んでいますが、実現に向けて具体的に動き出しました。
国連の気候変動枠組条約事務局主催による「ジューン・モメンタム」という会合のオープニング(6月1日(月)日本時間の19時より開会)で、私からこの「オンライン・プラットフォーム」への参加を呼びかけてはどうかと国連から打診があり、ビデオメッセージを使って各国に呼びかけました。動画メッセージは英語のため、以下の日本語をご覧ください。
日本の提案が前に進み始めたことを嬉しく思います。開催を予定している9月に向けて準備を進めていきます。
ジューン・モメンタム:
気候変動の機運を維持し、世界が直面している特別な状況下で気候変動対策がどのように進んでいるかを紹介するために、関係者がオンライン上で意見交換や情報共有を行うものであり、6月1日~10日の期間中、様々なビデオ会議等が開催されている。

ジューン・モメンタム オープニング会合でのビデオメッセージ(和訳)
人類は今、新型コロナウィルスと気候変動という二つの危機に直面している。その対処には国際協調が不可欠。
今回のJune Momentum(ジューン・モメンタム)開催の狙いも、まさにその一環であり、エスピノーザ事務局長、SB議長、そして今期・次期COP26議長国のイニシアティブに深く感謝したい。4月末のペータースベルク気候対話を主催したドイツ政府にも感謝したい。
私たちがまず確認すべきは、気候行動を置き去りにした経済復興の道はない、ということ。「環境と成長の好循環」は復興戦略の核心を担う一部となる。
COP25の教訓として、inclusive(全ての参加者を巻き込む)であることが、地球規模で脱炭素型でresilient(強靭)な社会の構築を実現する上で不可欠である。
そのため、(日本は)COP26に向けて、COPのように、すべての参加国が、新型コロナウィルスからの復興に関連する気候アクション及び環境保全の状況や見解を共有するonline platform(オンライン・プラットフォーム)を立ち上げることを紹介したい。
9月上旬に公開の閣僚級ウェブ会議と、各国から提供される情報を共有する情報プラットフォームを構築する予定。
すべての国の皆さんにウェブ会議への参加及びプラットフォームへの情報提供を呼びかけたい。できるだけ早く招待状をお届けする。
June Momentum (ジューン・モメンタム)に続き、気候行動の強化とCOP26の成功に向けた国際的なモメンタムを維持したい。気候変動とコロナの二つの危機の克服に向けたSeptember Platform(セプテンバー・プラットフォーム)に参加していただきたい。