活動報告

7都府県に対し緊急事態宣言を発令しました

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府は7都府県に対し緊急事態宣言を発令しました。
この宣言が効果を発揮するかどうかは、いかに一人一人の接触を減らせるか。「最低7割、できれば8割」。私自身も率先して取り組んでいきます。明日は参議院で決算委員会に出席し質問を受ける予定でしたが、国会の質疑も延期になったので、明日は一日中テレワークです。
夕方に出席した政府のコロナウイルス対策本部の直後の臨時閣議で、緊急経済対策が決定されました。環境省が所管する国立公園周辺の観光事業者は大打撃を受けています。収束後の反転攻勢を見据えた観光キャンペーン等も大事ですが、現場の声は「いつ収束するかわからない中、それまでもつかどうかだ」という切実なもの。そこで環境省が雇用維持の政策を打ち出すのは大変異例なことですが、新型コロナウイルスの収束までの間の観光事業者の雇用の維持・確保に対する対策も盛り込みました。
詳しくは今日の記者会見録、会見動画をご覧ください。

環境省では私の大臣就任以来、打ち合わせやレクといわれる政策や法案説明には、テレワークを推進してきましたが、今日からは原則テレワークとして、緊急事態に環境省一丸となって取り組んでいきます。

会見動画:https://youtu.be/kZtEN6WlrQQ

会見:
昨日、安倍総理が本日の緊急事態宣言発出の予定を発表されましたが、環境省においても急速な感染拡大を踏まえ、先週3日(金)に開催した環境省の新型コロナウイルス感染症対策本部において、出勤しなければ遂行できないような業務を担当する職員を除き、在宅勤務、テレワークなどにより職務を遂行することを前提とした勤務体制に移行することにしました。不要不急の業務については縮小、中断を行い、テレワークを徹底することなどによってこの移行を確実に進めるとともに、大臣、副大臣、政務官への案件の説明、ブリーフなどは原則ウェブ会議システムを活用することとし、やむを得ず対面で行う場合には説明者を最小限にするなど、新たな感染防止の取組も開始をしていきます。今、国民の皆さんがこれから面と向かう緊急事態という状況の中で、率先して環境省がその危機感を示していくことができるような対応を取りたいと思います。
また、経済対策は今日閣議決定をされる予定ではありますが、環境省として打つべき施策を打つべきタイミングで打たなければいけない、その点が非常に重要だと思っています。特に私が強い問題意識を持っているのは、日ごろから国立公園などで環境省がお世話になっている観光業界の大打撃であります。そういった皆さんに今から終息後の反転攻勢のことを話しても、そこは今ではないと思います。むしろそれまでの間にどのように雇用の維持・確保ができるのかということを重点として、環境省としては大変異例なことではありますが、雇用の維持・確保というところに対する対策を打っていきます。そういったことを通じて、終息をした暁にこの苦しい厳しい局面を共に乗り越えた、そういう思いを一緒になって持てるように環境省の対策を打っていきたいと思います。今後、本予算の中でも早く執行できるようなものについても知恵を絞って打ち出していきたいと考えています。私からは以上です。

質疑応答
質問:日経新聞の安倍です。政府の緊急事態宣言についてお尋ねします。この宣言によって外出自粛要請がより強まると思いますけれども、その一方で、罰則規定や強制力がないという面でどれだけ効果があるのかという指摘もあります。見方によっては、海外のように都市封鎖ができるような対策が取れる立法措置も必要ではないかという声も聞こえますけれども、この辺りをどのようにお考えになりますでしょうか。
応答:まず、こういうタイミングで緊急事態が出るという中で、強制力ということについては、諸外国の厳しいロックダウンとは違うと思いますが、やはり求められていることは、極力家から出ない、外出を控える、このことをいかに徹底できるかだと思います。私は、日本というのは、こういう危機のときに一致団結して、まさに団結を示すことでこういう難局のときを乗り越えることができる、そういう危機に強い国だと思います。そして、それだけではなくて、こういった危機の局面に次の新たな経済社会構造への転換というチャンスに変えることができるような国でもあると思います。私はそう信じています。ですので、今日これから緊急事態宣言が出るという中で、我々政治家、そして政府、この立場として必要なことは、我々こそがその危機感を誰よりも示している、そういうことをしっかりと国民の皆さんに示せるかどうか、非常に重要だと思います。今日私はこの後の予定は、国会の質問、そして環境省の新型コロナウイルス対策の本部、そして夕方には官邸での本部、また閣議、そういったことが予定されていますが、それ以外は家に帰って家から仕事をしたいと、そういったことも一個一個やっていきたいと思います。