「第21回日中韓環境大臣会合」を福岡県北九州市で開催しました。
週末は、中国からリ・カンケツ生態環境部長、韓国からチョ・ミョンレ環境部長官を迎え第21回日中韓環境大臣会合(通称テム、TEMM) を福岡県北九州市で開催しました。
この会合は中韓と政治的な緊張感がある時期であっても、21年間欠かさず開催してきた意義ある会合です。
今年も気候変動や海洋プラスチックごみ問題などで議論が出来ました。初日はそれぞれの大臣と2カ国での会談と北九州市主催のレセプション。二日目は、3ヶ国で今後の取組み8項目について合意し、署名することができました。
印象的だったのは、来年からプラスチック抑制のためにレジ袋の有料化を日本でも開始しますが、両国ともに既に始めており、一部にはレジ袋禁止まで踏み込んでいるということでした。中国ではプラスチックごみ問題を「白い汚染」「白色汚染」と呼んでいるそうです。両国の取り組みや直面している課題を知ることも意義あることでした。
また、日本が既に参加している、脱炭素社会を目指す「炭素中立性連合」に参加を呼びかけたところ、韓国から前向きに検討を進める意思表明があったことも成果になりました。
今回の日中韓の環境大臣会合が、より大きな協力の可能性を視野に入れた形で成功裏に終えることができたのは、北九州市や福岡県をはじめ、準備やロジにあたって下さった全ての関係者の皆さんのおかげです。ありがとうございました。
2019.11.24