原子力防災担当大臣として、島根県、鳥取県を視察しました。
今日は私のもう一つの役職、原子力防災担当大臣として、早朝より島根県、鳥取県を視察しました。
原子力防災担当大臣としての重要な仕事は、万が一の時でも実効性ある避難計画など、緊急時対応を策定すること。
来月上旬に、安倍総理を原子力災害対策本部長、私が副本部長の一人として、原子力防災訓練を予定しています。その訓練の開催地域は、島根県松江市にある島根原子力発電所で、県庁所在地にある唯一の発電所ということから、災害発生時には多くの人が避難することを想定した対応が課題です。
避難先は住んでいるエリアによって、島根県内、鳥取県、岡山県など複数に分かれますので、国・県・市町村の連携は必須です。
今日の視察で強く感じたのは、地域の皆さんへの正確でタイムリーな情報提供の必要性。
例えば、原発事故が発生した時にどこにいるか、住んでいるかによって、即時避難が必要な場合と、状況によっては屋内退避の方が、移動して避難するよりも安全なこともあります。
今回視察した鳥取県では、「鳥取原子力防災」アプリで情報提供をしています。緊急時には画面の色が緑から赤に変わり状況を知らせるなど、避難指示を含め原子力防災に関する各種情報が提供されます。見やすく、分かりやすいアプリですが、普及が進んでいないことが、課題なので後押しをしていきます。
避難計画に完璧はなく、たゆまぬ改善と努力が欠かせません。来月の訓練も更なる改善に活かしていく機会にすべく準備を進めます。
内閣府原子力防災のTwitterはこちら。
鳥取県防災アプリはこちら。
2019.10.27