活動報告

人口約700人の離島に漁業の視察に行ってきました。

人口約700人の離島、山口県萩市の大島に漁業の視察に行ってきました。

今年に入り自民党の地方創生実行統合本部の事務局長になったんですが、山口県萩市は地方創生実行統合本部長の河村建夫先生の地元というご縁もあり、本部メンバーの議員と視察団を組みました。

早朝5時過ぎにホテルを出発し、山口県漁協萩地方卸売市場で、市場や萩地域の漁業の状況についての説明を受け、大島船団丸の「箱詰め」の作業を見学しました。

「箱詰め」というのは、獲れた魚を最も良い状態で、配送出来るようにするために行う、魚の梱包です。この状態をよくすることが、後々の魚の美味しさにも繋がるそうです。東京など都市部のレストランや料理屋さんにLINEやメールで、魚の情報をやり取りし、購入が決まった魚を箱詰めして配送します。この箱詰めの良し悪しが、後々の魚の美味しさに決定的な影響を与えることが良く分かりましたし、一つ一つの箱詰めの大変さも目の当たりにしました。

その後、道の駅「しーまーと」を見学して、萩大島船団丸の漁船で大島に移動。大島では、萩大島船団丸の皆さんから現場の声を聞きました。

漁業の世界は、水揚げ高、漁業者共に減少の一途ですが、萩大島船団丸では、それをなんとか食い止めるために、3つの船団が集まり、魚の販売先管理、商品管理と配送業務をまとめて行ったり、高級干物の製造・販売など、新しい発想で漁業の活性化を推進しています。

意見交換ではここに至るまでのご苦労や地域特有の課題、今後の展望など、現場でしか聞けない率直な意見が次々と出されました。その意見を受け止め、萩大島船団丸の好事例をここだけの事例に留めず、全国の漁業者に展開していくには、どうすれば良いか?早速地方創生実行統合本部メンバーで打ち合わせを開始しようと思っています。漁業の魅力と課題を肌で感じる視察になりました。

萩大島船団丸の情報はこちらです。
http://sendanmaru.com/