活動報告

司法制度調査会 犯罪被害者等保護・支援体制の一層の推進を図るPT

毎日ニュースでなんらかの犯罪が取り上げられていますが、それらの犯罪により被害者になった方々がどんな状況に置かれるかはほとんど報じられることはありません。

私は「犯罪被害者への経済的支援の抜本強化」を自民党で議論する場、司法制度調査会 犯罪被害者等保護・支援体制の一層の推進を図るPT(プロジェクトチーム)の会長代行を務めていますが、昨日はその会合を開催しました。

昨日は犯罪被害者の方が加害者に対して損害賠償請求をして裁判所に認められても実際はほとんど支払われず加害者の逃げ得になっている現状をいかに是正するかで活発な議論となり、1時間の予定を超えても、終わりませんでした。昨日の会議で出た議論の整理をして来週更に議論を深めていきます。

犯罪被害者の方々の医療費負担の軽減も課題の一つです。刑務所で生活している加害者にかかる医療費は全額国が負担していますが、被害者は犯罪による傷や病気であっても自己負担です。

事件を起こし収監されている加害者にかかる医療費はざっくり年間で20億円超。収監者の有病率が68%というのも驚きました(薬を処方されていればカウントされるとのこと)。

犯罪被害者の方々への必要な医療は、身体的なものだけでなく、精神的なケアも重要です。また、一人一人に必要な治療やサポートの期間も異なります。医療支援の強化も実現できるように取り組みます。

改めて言いますが、犯罪は大きなニュースとして扱われても、犯罪被害者の置かれている状況は大きく取り上げられることはありません。しかし、誰もがいつ犯罪被害者になるかわからない中で、一人でも多くの方々に関心を持ってもらいたいと切に願っています。

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