活動報告

久しぶりに鈴本演芸場に行ってきました

一昨日は久しぶりに寄席(鈴本演芸場)に行ってきました。さん喬師匠・権太楼師匠の二人会の千秋楽。私は19時くらいから入りましたが、いやぁ…凄い落語を見せて頂きました。さん喬師匠には、客席にいる私のことを師匠の噺の中でイジって頂きました(光栄なことです)。権太楼師匠は病気から復帰され、お元気なお姿を拝見できただけでも嬉しかったのに、ご自身の身の上話を時事問題と絡めながらのツカミと、迫真の「鰍沢(かじかざわ)」で圧巻の大トリでした。

また、正楽師匠の紙切りでは、客席の7歳の女の子から「七五三!」というリクエストがあり、正楽師匠の心のこもった美しい作品が女の子にプレゼントされ、満席の会場から温かい拍手が送られたシーンに立ち会えたことは、寄席を愛する一人としても幸せな瞬間でした(これぞ寄席の魅力)。世界に一つだけの七五三のお祝いですね。

そんな魅力たっぷりの寄席ですが、実はコロナ禍の最悪の時期は存続の危機にありました。このままでは寄席がなくなり、落語自体が成り立たない。文化が失われてしまう。とはいえ、政治や行政でできる支援は限られていました。しかし、何かできることはないか、落語界の皆さんと意見交換を落語議連の場でも重ねました。そして、ある時一つのアイデアが。それが、クラウドファンディングでした。結果は、大大大大大成功!なんと、当初の目標の6000万円をはるかに超えて、1億円の大台を突破!落語と寄席を愛する人がいかに多いかを再認識する機会にもなりました。まだまだ世の中はコロナ禍の中にあり、今後の寄席の状況は楽観できるわけではありませんが、これからも、寄席文化を守るためにも超党派落語議連の一員としても、落語を愛する一人としても力を尽くします。守るべき文化を支えることも、政治家として大切な仕事です。また寄席に行く日が楽しみです。みなさんも、フラッと寄席に行ってみてください。生でしか味わえない魅力が寄席にはありますから。書き始めると止まらないくらいですが、そろそろこれで…。