活動報告

暴力等を理由に避難した大学生へ支援制度について

文科省が昨日アップしたお知らせ、
「父母等による暴力等を理由に避難した大学生等への奨学金による支援について」

地元横須賀の事例がきっかけになり、国の制度の見直しに繋がりました。

私の地元の横須賀に住んでいる大学生の方が、親の暴力から避難するために家を出たのですが、生活保護は大学に通うと対象でなくなります。学ぶ意欲のある若者が、今回のようなケースで大学で学ぶことを断念せざるをえない状況に陥ることを防ぐために、何かできることはないか、文科省と厚労省とは話をしてきました。

奨学金が方法の一つなのですが、これまでは暴力による避難以外の理由(家族の死亡や病気、失職や災害など)であれば、すぐに奨学金が支給される制度でしたが、暴力等による避難の場合には、春と秋の二回しか奨学金申請の機会がなく、支給までも時間がかかるということでした。

最近このようなケース(父母等の暴力による避難)が増えていることもあり、文科省、厚労省と議論の上、父母等からの暴力による理由も、奨学金の随時採用の対象となり、制度変更の詳細が6/20に文科省のサイトにアップされました。

その他、高等教育の修学支援については、文科省のLINEの公式アカウントもありますので、活用ください。

厳しい環境の中でも学び続けたいという学生の思いと、周りの支援者の声が制度運用を動かした一例です。今後はこの新たな制度運用が始まったことが支援を必要とする学生に届くように大学など関係者の皆さんにご協力頂ければ嬉しいです。

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