活動報告

プラスチックのリサイクル強化と、サーキュラー・エコノミーの広がりを期待

今週から環境省のビルの中に、セブン・イレブンのペットボトル自動回収機が設置されました。
この回収機では、再生に適したペットボトルだけが回収できるように、中に飲料が残っていたり、キャップやラベルがついたままの状態を機械が自動的に判別します。回収されたペットボトルは後々再生しやすいように、機械の中で平につぶされ、直ぐにカット出来るような形状になります。
また、ペットボトル5本の回収で1ポイントがつくなど、消費者にもメリットがある点が素晴らしいなと思いました。

セブン・イレブンジャパンの井阪社長からは、3月9日に閣議決定された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」の中で、プラスチックの再資源化を促進するために、事業者がペットボトルの回収作業をより行いやすくなった点について、評価をいただきました。

今、通称プラスチック新法では、使い捨てプラスチック製のスプーンやフォークの有料化が話題ですが、有料化だけが選択肢ではありません。

井阪社長にペットボトルの回収と同様、プラスチック製のスプーンやフォークを消費者が辞退した場合にはポイントをつけるなど、消費者に何らかのメリットがあるような方法が出来ないかと提案したところ、前向きに検討してみたいと応じて頂きました。こういった流れが広がることを期待しています。
ペットボトル自動回収機は現在1,002台設置され、今後さらに1,000台程度増やす予定とのことです。エコバッグやマイボトルを持つ、ペットボトルのリサイクルに協力する、使い捨てプラスチックをできるだけ使わない。。。一つ一つは小さな行動ですが、日々の積み重ねは目に見える結果につながっていきます。

プラスチック新法は今国会で審議される予定です。2050年のカーボン・ニュートラル実現に向けて、プラスチックのリサイクルが強化され、サーキュラー・エコノミー(循環経済)の理解と取り組みが広がるよう議論が盛り上がることを期待しています。

3月9日に閣議決定
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」