活動報告

環境省「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」

国立公園を支えて頂いている皆さんへ

4月7日に閣議決定した経済対策には、国立公園を支えていただいている観光事業者に向けた、環境省としては異例の雇用を守る施策を盛り込みました。

(環境省 緊急経済対策はこちら)

きっかけは、現場の事業者の声でした。「コロナ自粛の緩和や経済回復まで持つかわからない。それまでを環境省の仕事などで支えてもらえないだろうか」「既に旅館の休業で多くの解雇が発生している」

3月30日にいくつかの国立公園と関係する観光事業者のヒアリングをWEBでやった時のことです。
中には、「国立公園の中にあるアスファルトで舗装された歩道を、アスファルトを剥がして自然な歩道に戻したい」という声などもありました。
それから私と環境省の担当部局(自然局)でどうやって環境省の仕事を創ることが可能となるか何度も議論を重ねました。もちろん、事務方は予算も必要なので財務省とも厳しい折衝をやってくれました。環境省が「雇用」を打ち出すことは異例のことなので説明にも苦労したと思います。
事務方の努力も実り、今回の政府の経済対策に盛り込まれました。後は、現場の皆さんに活用してもらえるように丁寧に説明をし周知していきます。
例えば、海に面していて海岸のある国立公園の海岸清掃をやっていただく。
また、今のうちに新たなツアーを企画する段階に現場の方々にも入ってもらい、人件費なども補助する。
こういった支援策を執行するには週明けの国会で予算審議後の成立を待たなくてはなりませんが、日ごろから環境省が所管する国立公園を一緒に支えていただいている方々の力になることを願っています。
今後も環境省ができることは全てやる決意で、新型コロナウイルスの危機に立ち向かっていきます。

「もしも自分が無症状感染者だったら…」
その意識でこの週末も過ごしましょう。
そして、この週末も現場の最前線で闘う医療関係者をはじめ、国民生活を支える仕事をする全ての皆さん、ありがとうございます。
現在環境省のTwitterでは、

日本の国立公園フォトコンテスト2019の受賞作品

を紹介しています。どうぞご覧ください。