活動報告

陸上自衛隊高等工科学校の卒業式に参加

陸上自衛隊高等工科学校の卒業式に参加しました。

卒業式の後、横須賀は季節外れの大雪になりました。卒業生にとって生涯忘れられない日になったと思います。私からの卒業式祝辞全文です。
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今日は高等工科学校の後援会の皆さんが多く駆けつけてくれています。卒業生のみんなの左側に、黄色い花をつけている多くの方々がいらっしゃいます。その皆さんは、この卒業を喜ぶ後援会です。私は今日後援会を代表して、地元の一人として皆さんに心からのおめでとうを言いたいと思います。卒業おめでとう。

私が高等工科学校の皆さんと初めて出会ったのは、政治家になる前の自衛隊体験入隊の時でした。海上自衛隊教育隊、当時の陸上自衛隊第一教育団、そして高等工科学校の前身である少年工科学校の皆さんのところに、お邪魔したのがもう10年以上前のことです。体験入隊をした私に、卒業生の先輩である当時の少年工科学校のドリル部の皆さんが、ドリルのパフォーマンスを見せてくれたのを、ものすごく感銘を受けながら拝見しました。私が高校まで野球をしていた関係もあり、野球部の皆さんとも一緒に練習をさせてもらいました。

あれから自分が政治家になって、防衛大学校には毎年、総理大臣と防衛大臣が必ず出席してくれるように、この高等工科学校にもしかるべき立場の政治家が出席してくれるような学校にしたいと思って、活動するようになりました。今日初めて、総理からのメッセージが長い歴史のこの高校に届きました。数年前に防衛大臣として初めて卒業式に出席してくださった小野寺大臣が再び戻ってきてくれました。そして、与党の幹事長として二階幹事長が初めて卒業式に出席をしてくれました。これだけ多くの議員が出席する伝統をつくりあげたのが、61期生の皆さんのこれからも忘れることのない歴史の足跡です。

私は先日、保護者の皆さんが主催する卒業生の皆さんとの懇親会に参加しました。その時に、お子さんをこの学校に通わせる決断を後押しした親の気持ちを初めて伺い、入学式の日に「本当にこの学校に子どもを通わせてよかったのだろうか」という悩みや不安もありながらの日々だったのだろうと、私も深く感じました。様々なことを乗り越え、3年間を無事にみんなで卒業の日を迎えたお子さんたちのことを、どうかほめてあげてください。

ここにいる応援団の全員が、この武山に陸上自衛隊高等工科学校が存在することを誇りに思っています。毎年の花火大会に、今日の姿とは全く違う生徒の皆さんの笑顔弾ける、いい意味で子どもらしい姿をみると、親や兄弟のような気持ちでいつも見守っているのが後援会です。そんな皆さんの活躍を、これからも後援会は心から応援しています。滝沢校長はじめ教職員の皆さんのご指導と愛情のおかげで、この日を迎えることができたことに、心から感謝と敬意を表したいと思います。

最後になりますが、陸上自衛隊に進む多くの皆さんとは違い、陸上自衛隊ではない道を選択された皆さん。どうかこれからも、15才から集団生活を送り、親元を離れて日本の国防を思い、勉学や部活に励み、こんなにすばらしい高校があるということを多くの人に伝えてください。日本一の高校、日本一の高校生、みんなは横須賀の誇りです。日本の誇りです。これからもみんなの活躍を応援しています。今日は本当に卒業おめでとうございます。