活動報告

島県立ふたば未来学園の卒業式に出席しました

東日本大震災から7年の今日、今から私は岩手県陸前高田市の追悼式に参列しますが、10日前の3月1日には、福島県立ふたば未来学園(双葉郡広野町)の卒業式に出席しました。学校創設から3年、初めての卒業生が誕生した節目に立ち会いながら、この日を迎えるまでの思い出の数々と、出会ってきた人たちの顔が頭に浮かびました。

新しい学校づくりに情熱を注いだ福島の教育関係者の皆さん。

各界から立ち上がってくれた民間の応援団の皆さん。

立場の枠を超えて協力してくれた官僚の仲間たち。

そして、先輩がいない環境で誰よりも頑張った一期生の卒業生のみんな。

小学校5年生で大震災を経験し、避難生活など、大変な時間を過ごしたはずなのに、卒業式での姿は、本当に清々しく、明るいものでした。

卒業式が終わり、卒業生や保護者の皆さんと話す時間がありました。「ふたば未来に入って良かった」「この学校に入れて良かった」という言葉を聞いて、ホッとしたと同時にこみ上げてくるものがありました。

当時復興政務官として開校に関わり、それ以来まるで母校のような気持ちで見つめてきた自分にとって、一期生の卒業式に参列することが出来たのは、本当に嬉しく胸が熱くなる思いでした。

ふたば未来学園の建学の精神は、「変革者たれ」。どうかこれからも、既存の価値観や発想にとらわれず、新たなチャレンジをし続けて欲しいと思います。「前例なき環境で、前例なき教育」を受けてきたみんななら、きっと大丈夫。

これからもずっと応援していきます。最後に、私が大好きな校歌を紹介して終わります。題名は「ふたば未来学園の校歌」ですが、私にはポスト平成の日本に向けた歌に聞こえてなりません。素晴らしい歌を作成してくれた応援団の皆さんにも、感謝、感謝です。
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「ふたば未来学園の校歌」

学ぶ覚える身につける
腑に落ちるまで考える
深くて広い心と体
未来に向かうこの自分
すこやかにしなやかに

地球に生きる人はみな
違うからこそ面白い
遠くて近い私とあなた
自分を生かすそれぞれに
なごやかにたくましく

この故郷に根を張って
目指す世界は限りない
色とりどりの自然と文化
支え合ういのちといのち
のびやかにおおらかに